『変な名前』

ぼくの名前は変わっていると 言われます
自分でもたまに自分の名前が かけません
ましてや上履きなんぞに 名前を書こうと思ったら
ぐちゃぐちゃになって ただ単に汚してるのと変わりません

お父さん お父さん お願いだから
ぼくに変な名前を つけないで
お父さん お父さん お願いだから
苦労するのは結局 ぼくなんです
先生もぼくの名前が 読みづらそうです
「君これなんて読むの」と 毎年言われます
隣の席の「飛翔(ふぁるこん)」くんも 同じ悩みのようで
変な名前同士で お互い友達なれました

お母さん お母さん お願いだから
ぼくに変な名前を つけないで
お母さん お母さん お願いだから
ぼくは貴方の玩具じゃ ないんです

そんな変な名前の ぼくだから
学校ではよく からかわれたりイジメもされます
しかもイジメているのは 茶髪に後ろ髪ロングの
「灰闘(ふぁいと)」くんと 言う名前の男子です

お父さん お父さん お願いだから
ぼくに変な名前を つけないで
お母さん お母さん お願いだから
ぼくに変な名前を つけないで

月日はたって 今ではぼくもサラリーマン
会社の上司や 取引先もぼくの名刺を
不思議そうに何度も何度も 確認します
おじさんになった僕は 一生名前に負けてます

そう言えば友達だった「飛翔(ふぁるこん)」くんは
ある日学校に来なくなって しばらくしたら
机の上に 花瓶が置かれておりました
若い子に陰口言われて 思い出します・・・

お父さん お母さん お願いだから
ぼくの将来真面目に 考えて!
お父さん お母さん お願いだから
お父さん お母さん お願いだから・・・